KakuKana 3.0。英数/かな切り替えを、仕組みから作り直しました。macOS 15以降、無料。

USキーボードのMacで日本語を書く人のためのアプリ「KakuKana」の新しい版、3.0.101を公開しました。

今回はいつもの更新ではありません。KakuKanaの中心にある「左⌘で英数、右⌘でかな」の切り替えを、仕組みから作り直しました。

1.0で直しきれなかったこと

1.0系は、Macの入力ソースを選び直すことで英数とかなを切り替えていました。

この方法だと、Google 日本語入力などとの組み合わせで、メニューバーの表示はひらがななのに、実際の入力は英数のまま、ということが起きました。1.0.2.2、1.0.2.3、1.0.2.4と修正版を重ねましたが、表示と実際の入力モードがずれる問題は、根本からは消えませんでした。

原因は、日本語入力の側が「どの入力ソースが選ばれているか」とは別に、自分の状態を持っていることでした。外から入力ソースを選び直すだけでは、その内側まで確実には届きません。

3.0でやったこと

選び直すのをやめました。

KakuKanaが専用の仮想キーボードを用意し、JISキーボードの「英数」「かな」キーと同じ信号を送ります。どの入力モードにするかは、JISキーボードを使っている時と同じく、macOSと日本語入力が決めます。

USキーボードのまま、JISキーボードの英数/かなキーを押したのと同じ切り替えになる、ということです。

1.0系は右⌘で入力ソースを選び直し、日本語入力の内側の状態とずれることがあった。3.0は専用の仮想キーボードがJISの「かな」キーを送り、macOSと日本語入力が切り替える。

使っていて変わること

  • 右⌘のかな切り替えが、Google 日本語入力でも安定して効くようになりました。
  • かなへ戻す時に、カタカナを経由しなくなりました。
  • 左右⌘は、単独で押して離した時に切り替わります。⌘ショートカットの途中で入力モードが一瞬変わることは、なくなりました。
  • キー処理を専用のスレッドに分けました。設定画面を開いている時も、反応が遅れにくくなっています。
  • Shiftを離した直後に⌘を押しても、Shift+⌘の同時押しと誤判定しないようにしました。
  • 括弧・引用補助の「かな入力中だけ」が、アプリの切り替えやスリープの後も正しく効くようになりました。

アドバンスの設定からは、英数/かなの方式選択や入力ソース指定など、新しい仕組みで要らなくなったものを外しました。そのほかの設定は、そのまま引き継がれます。

動作環境と、旧版について

いまの配布版はKakuKana 3.0.101でmacOS 15以降。macOS 13・14向けに旧版1.0.2.4を残しているが、既知の問題が残っている。

3.0はmacOS 15以降が必要です。macOS 13・14のMacでは、インストーラが途中で止まるようにしてあり、今入っている版はそのまま残ります。

macOS 13・14向けには、旧版の1.0.2.4を公式サイトに残しています。ただし、上に書いた既知の問題は1.0系に残ったままです。macOS 15以降のMacなら、3.0への更新をおすすめします。1.0系を入れている場合も、上書きで更新できます。

番号について

1.0.2.4の次が3.0.101です。3.0から、開発中の番号と配布する版の番号を揃えました。途中の番号は開発中の版で、配布はしていません。

ダウンロード

KakuKanaは無料で、すべての機能を使えます。細かな変更点は KakuKana 3.0.101 のリリースノート にまとめています。

KakuKanaをダウンロード

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