仕組みから作り直しました
1.0系は、入力ソースを選び直すことで英数とかなを切り替えていました。この方法では、Google 日本語入力などとの組み合わせで、表示と実際の入力モードがずれる問題が残りました。修正を重ねても、根本からは直せませんでした。
3.0では、この方式をやめました。KakuKanaが専用の仮想キーボードを用意し、JISキーボードの「英数」「かな」キーと同じ信号を送ります。どの入力モードにするかは、JISキーボードを使っている時と同じく、macOSと日本語入力が決めます。
USキーボードのまま、JISキーボードの英数/かなキーを押したのと同じ切り替えになります。
変わったこと
- 右⌘のかな切り替えが、Google 日本語入力でも安定して効くようになりました。
- かなへ戻す時にカタカナを経由しなくなりました。1.0.2.4で入力ソースの表示が一瞬ずれていた原因を取り除いています。
- 左右⌘は、単独で押して離した時に切り替わります。⌘ショートカットの途中で、入力モードが一瞬変わることがなくなりました。
- キー処理を専用のスレッドで動かすようにしました。設定画面を開いている時も、キー入力の反応が遅れにくくなっています。
- 修飾キーの押し残し対策を追加しました。Shiftを離した直後に⌘を押しても、Shift+⌘の同時押しとして扱いません。初期値は0.05秒で、アドバンスで0〜0.20秒に調整できます。0にするとオフになります。
- 括弧・引用補助の「かな入力中だけ」が、アプリの切り替えやスリープの後も正しく効くようになりました。
- スリープやユーザー切り替えの前後で、キー入力の検知を止めて再開するようにしました。
- メニューバーに常駐している時にKakuKanaをもう一度開くと、設定画面が開きます。
なくなった設定
英数/かなの切り替え先をmacOSと日本語入力に任せるようになったため、アドバンスから次の設定を外しました。
- 英数/かなの切り替え方式の選択
- 英数用・かな用の入力ソース指定
- かな切り替え時の安定化待ち時間
全角英数・カタカナ・半角カタカナの入力ソース指定は、これまでどおり使えます。そのほかの設定は、更新後もそのまま引き継がれます。
動作環境
macOS 15以降が必要です。macOS 13・14では3.0.101をインストールできません。インストーラは途中で止まり、入っている版には手を加えません。
既知の制限
日本語入力の変換中、未確定の文字がある状態で括弧・引用補助を使うと、カーソルの位置がずれることがあります。確定してから入力すれば、正しい位置に入ります。
アドバンスの状態表で「英数/かなキー」が「利用できません」になっている間は、英数/かなを切り替えられません。KakuKanaを開き直しても戻らない時は、サポートで受け付けています。
1.0系から更新する場合
1.0.2.4を先に削除する必要はありません。インストーラがそのまま上書きし、更新後にKakuKanaを起動し直します。更新後は、アクセシビリティの許可がオンのままになっているか確認します。
1.0系には、かなへ戻れないことがある既知の問題が残っています。macOS 15以降のMacでは、3.0.101への更新をおすすめします。
バージョン番号について
3.0から、番号の付け方を開発中の番号と揃えました。1.0.2.4の次の配布版が3.0.101です。途中の番号は開発中の版で、配布はしていません。
署名と配布
このpkgはDeveloper ID Installer署名、Notarization、Gatekeeper確認済みです。公式サイトのダウンロードページ、またはこのページのボタンから入手できます。